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私には、たまたま前向きに検討しようと思える理由がいくつかありましたが、そうじゃない方のほうが多いんじゃないかと思っています。
誤解を恐れずに言いますが、結婚相手もその両親も所詮は他人です。
実の親兄弟でさえ一緒に暮らしていればいざこざがあるのだから、違う環境で生まれ育った人と暮らしを共にすることを躊躇するのは、とても自然な感情だと思うのです。
私は、自分の持てる精一杯の想像力を使って、同居した時のことをシュミレーションしてみました。
幸いなことに三世代同居の経験はありましたが、住環境も一緒に住む人も自分の立場も違うのだから、全く別物だと考えたからです。
私がどんな事を想定してシュミレーションしていたのか、書き出してみます。
シュミレーションで湧き出てきた感情を整理します。
ただでさえ、とてもデリケートな話です。感情的になっては、話が進まないどころか、無駄にストレスフルな時間を過ごすことになりかねません。
この作業は、パートナーと話を進めていく上での重要な準備段階だと思っているのですが、ここで1番大事なことは、自分の気持ちに嘘をつかないことです。
大人としての分別を持った上で、どうしても譲れない事や我慢できそうにないことがあれば、それは主張してもいいと思っているし、逆にそうしないと後悔する可能性が高いとも思っています。
なぜなら、何十年も繰り返される日々において、人は小さな妥協はできても、我慢し続けることは出来ないと思うから。
同居を解消するにはかなりの労力がいることは、容易に想像できます。
話し合いの段階で、もしかしたらパートナーと揉めるかもしれません。ですが、お互いの主張をすり合わせて、共通の認識を持つことに労力を割くほうが、「こんなはずじゃなかった」と後悔しながら生活するよりもずっといいと思うのです。
これは、経験上ものすごく実感していることで、最初から出来ないことは出来ないと、無理せずありのままの自分を見せておいて良かったなと思っています。
自分の気持ちに嘘をつかず正直でいること。
これが、私が思う、成功の秘訣のうちの1つです。
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