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やり方はとてもシンプルで、お給料が出たら先に貯金をして、残ったお金で次のお給料が出るまで生活する。確実に貯まっていく、とても優れた貯蓄方法です。
ただし、正しい知識を持っていないと、家計がめちゃくちゃになってしまうことも。
貯蓄を0にしたあげく、借金まで作ってしまう大ばか者もいます。はい、私です(涙)
結婚1年目は、やりくりして余った分を貯金をしていて、月に2~5万ほど貯めていたと思います。
夫は社会人2年目、私は失業保険をもらいながら半年ほどのんびりして、パートで働きに出ました。
私たちの貯金は100万円からのスタート。
なぜか夫が、独身の時に貯めた100万円が入った通帳をあっさり渡してきたんですよね。
きっと後で後悔したことでしょう(笑)
1年たった頃には170万になっていました。
結婚2年目、夫が勤務先から財形貯蓄の案内をもらってきたのをきっかけに、先取り貯金を始めます。
選んだのは、財形住宅貯蓄。住宅の購入やリフォームの用途でないと利用できないので、簡単にはおろすことができません。
額は、毎月6万円、ボーナス時10万円。同時に始めた、年金積立を月5000円、ボーナス時1万円を合わせると、ちょうど年間100万円貯まる計算です。
夫に月6万5千円と提案された時、ちょっと多すぎるのではないかと不安に思ったものの、「頑張ってみようよ」という言葉に頷いてしまった私。今思えば、何の根拠もない提案と根性論。ズボラで無知だった私は、それに気が付くことが出来ませんでした。
忘れもしない2011年の夏、170万円あった現金預金が0円になりました。
大きな出費は、50万円のバイク。夫が出勤で使うため、必要経費です。他に10万円を超える出費は、テレビの買い替えくらいだったと記憶しています。
あとは、財形貯蓄を初めてからの3年間で少しずつ生活費の補てんに消えていきました。
認識が甘いとしか言いようがありませんが、予想以上にお祝い事が多かったこと、夫の仕事の付き合いでの飲み代が増す一方で、やりくりができなくなっていました。
財形貯蓄には300万円強貯まっていましたが、現金預金は0円。現金預金がなければ、いざという時に何も対処できません。それを思い知らされる出来事はすぐにやってきます。
夫の飲み代に家計が圧迫されている状態にも関わらず、私は欲しいものを過度に我慢することをしませんでした。
財形貯蓄にはお金が貯まっているのだからいいや
何で私ばっかり我慢しなきゃいけないんだ
ボーナス払いなら金利は発生しないからいいや
いいわけないだろ!!!と昔に戻って自分を殴りたい・・・。
現金貯金が0になり、ボーナス払いが積み重なってきた頃に、身内のお祝いの知らせ。お祝い金10万円を何としても確保しなければいけません。
とうとう、ボーナス払い分をリボ払いに変更してしまうのです。こうして、借金をするまでになってしまいました。
先取り貯金は、余剰金があって初めて成功するものです。
月単位、年単位での家計収支をしっかりと把握できていることが大前提。
そうでないと、先取り貯金をできる家計なのかという判断も、赤字を出さずに済む金額を設定することもできません。
毎月余ったお金を貯金することと、確実に決まったお金を貯金すること。
結婚1年目になんとなく貯金が出来ていたばっかりに、この違いを深く考えもせず、身の丈に合わない金額設定をして家計を圧迫させてしまったのです。
書いていて情けなくなりましたが、自戒の意味を込めて、あしあととして残しておこうと思います。
いつか、いい勉強をさせてもらったなと思える日がきますように。
そして、(いないとは思いますが)どうか、私のような失敗をする人が出ませんように。
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