夫にプロポーズされてから入籍をするまでに約1年ほどの時間があった私たちは、比較的のんびりと結婚に向けての準備をすることができました。
当時の私たちの状況です。
・私(26歳・社会人4年目、実家暮らし【九州】)
準備していく中で、当然、どこに住む?という話をすることになるのですが、夫は、かしこまることもなく普段の会話の中で「同居するのもいいかと思ってるんだよね~」というような事を言ったように記憶しています。
私は、良いととも嫌だとも言わず「それもありかもね~」と返事をしました。
呑気だな!と思われるかもしれませんが、私は夫がこう言い出すことを何となくわかっていたのです。
育った環境が似ていた2人
夫も私も、実家が2世帯住宅で、祖父母と触れ合いながら育ってきました。
夫の祖父母は、夫が中学生までに亡くなっているのですが、おじいちゃんに厳しくも優しく育てられたそう。おじいちゃんの部屋のコタツで粘土遊びをしたり、時代劇や野球をみたりして過ごしていた話、2人でお城巡りの旅行に行ったことなど、たくさんの思い出を聞いていました。
一方の私も、小学生低学年のころから祖父母と暮らしており、夫と同じく特に祖父のことが大好きでした。スポーツ好きは祖父の影響ですし、思春期の不安定な時期を支えてくれたもの祖父、足腰が弱って出歩けなくなるまで2人でランチしたり、多くの時間を一緒に過ごしました。
夫が、子どもができた時に自分たちと同じような環境で過ごさせてあげたいと考えていることは、聞かなくても何となく分かったのです。
夫になぜ同居したいのか、聞いてみた
何となく分かっているとはいえ、大事なことなので夫の想いをしっかり聞いてみることに。
すると、以下のようなことを言っていました。
・夜勤のある仕事なので、私を慣れない環境で一人っきりにするのが心配
・まだ社会人になりたてで、実家をリフォームして住むほうが経済的である
どれも理解はできますが、2番目と3番目の話については、どうにでもなる事です。いい大人なので、夜が一人でも大丈夫だし、経済的な問題については、私も働けば問題なく生活できると思いました。
ですので、尊重すべき夫の想いは、「子どもを祖父母がいる環境で育てたい」という点です。育った環境が似ていたことで、その点についてはとてもよく理解できたので、同居について検討することにしました。
同居を検討してみようと私に思わせた、夫の態度
夫の考えに共感できたことだけでは、同居を前向きに検討できなかったと思います。
夫は「めいはどうしたい?嫌だったら無理に同居する必要ないからね」と、私の話をちゃんと聞いて気持ちを尊重しようとしてくれたし、選択肢を与えてくれました。
この日をきっかけに、夫とともに、時間を掛けて色々な事に目を向け、真剣に考えることになります。その時間があったからこそ今の同居生活がうまくいっていると断言できるくらい、大切で必要な時間だったと思っているので、それについてはまた改めて。
ランキングに参加しています。応援して頂けたら嬉しいです。
コメント